RETUNE
大分中村病院の最新の情報や話題をいち早くお伝えするページです。病院感染対策のエキスパートとして
中村太郎院長が「インフェクションコントロールドクター」の認定を取得
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現代の医療水準は、高度の医療技術、設備を背景に発展を遂げているが、病院は様々な人・病態・状況下の集団生活の場として特殊な環境であるため、病院感染を惹起しやすい状況にある。従って、適切な病院感染の制御が行われなければ、患者さまおよび医療職員を感染被害から守ることが出来ず、病院の機能そのものを果たし得ないことになる。
病院感染対策の充実のためには、医師、看護師、薬剤師、検査技師など、多くの職種の協力が必要であり、各職種の役割を理解し、感染制御の専門的知識を有するエキスパートの活動が不可欠。1999年４月 に発足したICD制度協議会（現在16の学会・研究会で組織）が、この様な専門家をインフェクションコントロールドクター（ICD）として位置づけ、質の高いICDを養成・認定し、そのレベルを保証したものである。また、ICDは「その役割と義務（※）」を滞りなく果たすため、学会活動や研修会などを通じ、最新の正しい知識と情報を得、そのレベルを維持、向上させて行く義務を負っている。
中村院長は「医療機関の長として院内感染対策の重要性は十分に認識している。自分がICDになることで職員の院内感染対策に対する意識をさらに向上させ、患者さまや職員の利益を守りたい」と語っている。
※認定ICD の役割と義務
ICDは感染対策に関係する多くの職種の役割を理解すると共に、感染制御に関する専門的知識を基にそれらを統合し、効果的対策を実践する専門家でなければならない。医師であること、もしくは感染症関連分野のPhD（ドクター）の学位を有していることが要求されるが職種は問わない。
ICDは病院感染を防止するために主として次のような役割を果たす。
�� 病院感染の実態調査（サーベイランス）
�� 病院感染対策の立案と実施
�� 対策の評価および対策の見直し
�� 職員の教育・啓発
�� 病院感染多発（アウトブレーク）時の対応
�� 伝染性感染症発症時の対応
（広報情報課）
2005年03月08日（火）
No.243
(就任・資格・受賞)
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