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未来に対応できる病院づくりのために
第15回VHJ研究会 職員交流研修会に参加


 当院は7月にVHJ(Voluntary Hospitals of Japanの略)に入会し、地域医療の中核を担っている民間病院として、医療の質の向上や病院経営基盤の安定のために、高い質の医療の追及、教育機能の充実、健全な経営の確保を目指している。
 11月24、25日倉敷中央病院(※)が幹事を務めた第15回VHJ研究会職員交流研修会が倉敷市内で開催され、中村太郎(院長)、立花幸人(副院長)、渡邉博康(事務局長)を含む7名が参加した。

 初日は倉敷チボリ公園内の会場に約300名が出席し全体研修会が開催された。メインテーマ「2020年に向けて−民間地域中核病院のあり方」の中で、病院は患者さま本位の医療ならびに地域に対する疾病予防・健康増進を図る必要があり、そのために「質の高い効率的な医療提供体制の構築」(医療機関の機能分化・重点化・効率化。地域における必要な医療提供の確保。医業経営の近代化・効率化。医療を担う人材の確保と資質の向上。)が不可欠であると講演とフォーラムがあり再認識させられた。
 倉敷中央病院を見学させていただいた中では、医療の質の向上を目指しながら患者さまの待ち時間の短縮や居心地の良い空間づくりを積極的に取り入れているところなどが印象的であった。
 今回、新しく研究会に加わった当院を含む7施設の自己紹介があり、当院は事務局長の渡邉博康がパワーポイントで紹介した。
 翌日行われた6つの分科会のうち、分科会4の「医療情報のIT化とCS(顧客満足度)への活用」では、「電子カルテを導入することでDPC(診断群分類別包括評価)業務がスムーズに行われる」といった意見が出されるなど、大変有意義な意見交換の場が持たれた。
 VHJ職員交流会に参加し、またVHJメンバーとして感じたことは、今後グローバリゼーションが進展するにつれ、益々患者さまから医療の質への要求も高度化かつ多様化するものと思われ、インフォームド・コンセント、セカンド・オピニオン、医療訴訟の増加などへの取り組み方をVHJで学び、また課題となることを実感したところだ。さらに大分中村病院としての重要課題は、人材確保(特に医師)の競争と医療安全に伴う職員教育の徹底も考えられる。
 病院は限られた条件の中で、地域医療連携を強化し、診療マネジメントの効率化をはかることが、私たちVHJメンバーに必要ではないだろうか?

※財団法人 倉敷中央病院
 ・病床数 1,116床
 ・職員数 2,009人(平成16年7月1日現在)
 ・大正12年、倉敷紡績創業者 大原孫三郎により設立
(広報情報課)

2004年11月29日(月) No.207 (学術活動)

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