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山田みゆきのアテネパラリンピックレポート -NO.10-
帰国〜たくさんの感動をありがとう


 帰国当日、競技を終えた選手たちは応援してくださった方たちにお土産を買いに出かけたり、観光に出かけたりと一斉に町へ繰り出した。

解団式の様子
選手村最後の夜
羽田空港で再会を誓って
 私たち医療班は、部屋を片付け必要最小限の薬品のみを残し帰国の準備をした。全国から医師3名(中村院長・和田野医師・沼山医師)看護師3名(浅野さん・後藤さん・山田)の6名医療班で約3週間選手のサポートにあたったが、病気や怪我をすることなく無事に務めるあげることができた。初日から自然とチームワークができ、最終日には医療班として選手のメダル獲得に貢献できたことに対し、ギリシャ料理でささやかな打ち上げをした。
 その日の真夜中、メダルや思い出を胸に10月1日午前2時(現地時間)選手村を離れ、アテネ国際空港を午前6時に日本に向けて飛び立った。羽田空港には2日午前4時に到着。機内では無事に到着したことに大きな拍手が自然とわき、私も思わず拍手した。羽田空港で選手たちは次回の北京大会で再会することを約束していた。

 今回のパラリンピックで私自身障害者スポーツに対する見方は大きく変わった。
 選手たちはメダルを勝ち獲ることだけでなく自分の記録に挑戦することなど、それぞれの目標を持って参加し、それに向かってがんばっている姿はとても輝いていた。しかしその輝きは、想像できないほどの苦難と努力や精神的な格闘を乗り越えた結果なのだと、選手たちを間近に見ることで実感できた。
 私も選手に負けないように目標を持ち、もっともっと障害者スポーツを勉強して、皆さんにまた会える日を楽しみに頑張っていこうと誓った。

 最後に、このパラリンピックに参加させていただいた中村院長をはじめ、3週間お世話になった医療班の皆さんに感謝します。そして選手の皆さん本当にお疲れさまでした。たくさんの感動をありがとう。また北京で会える日を…。
(おわり)

2004年11月11日(木) No.363 (障害者スポーツ::アテネパラリンピックレポート)

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