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山田みゆきのアテネパラリンピックレポート -NO.1-
アテネに向けて出発〜選手村に入村


 平成16年9月10日〜10月2日の3週間、アテネで開催されたパラリンピック日本選手団の医療班として、中村太郎院長と明野中央病院の後藤看護師と共に参加した。
結団式で小泉首相と医療班
アテネの選手村
日本選手団が利用した棟
医務室のベッド
 9月10日、県出身の選手のみなさんと一緒に大分空港で応援を受けながら羽田空港へ出発。羽田空港ではスーツケースや競技用車椅子・用具がチェックされ、19時から行われた結団式では小泉首相や坂口厚生労働大臣による激励の挨拶に加え、8月に行われたアテネオリンピック柔道の金メダリスト鈴木桂治選手からの挨拶もあり、会場中が大きな拍手に包まれた。
 その日の深夜2時に羽田空港を出発。現地時間の午前11時頃アテネに到着し、その後バスで約30分、選手村に着いた選手とスタッフのみなさんは長時間のフライトで疲れを隠せない様子だった。
 アクレカード(IDカード)発行後入村し、各部屋へ案内された。日本は5棟に分けられ、私たち医療班はB4棟の4階に配置され、スーツケース3個分の物品(輸液・内服・縫合セット・ギプス・消毒物など)を準備した。また、選手は試合が朝早かったり、夜22時頃になったりすることが多いため、診療は24時間体制で行った。私たち医療班は6名(医師3名・看護師3名)で会場係と往診・医務室と3つのチームに分かれサポートすることにした。さらに、選手の健康状態を把握するために、朝と夜の2回カンファレンスを持つと同時に用紙を準備し、毎朝各コーチが記入し、体調不良や発熱には往診も行った。
 中村院長は、さらに選手のクラス分けやTUE申請(※)に追われた。
(次回へ続く…)



※TUE申請…治療目的使用の適用措置(Therapeutic Use Exemption)

 治療目的で禁止薬物を使用している場合は、事前に国際パラリンピック委員会アンチ・ドーピング委員会または国際競技別スポーツ連盟を通してWADA(世界アンチ・ドーピング機構)に申請し承認を得ることで、その禁止薬の使用が許可されます。この使用許可を「治療目的使用の適用措置(TUE)」といいます。
2004年10月12日(火) No.354 (障害者スポーツ::アテネパラリンピックレポート)

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