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福岡大学大学院博士課程講義を当院で開講
中村太郎院長が非常勤講師として集中講義


 本年4月より福岡大学大学院スポーツ健康科学研究科の非常勤講師を務めている中村太郎院長が、8月10日、11日専攻生12名を対象に、大分中村病院、社会福祉法人太陽の家で「運動健康学特設講義」の集中講義を行った。

医療現場を見学する受講生
高気圧酸素治療室見学の様子
 当院では10日に「障害者スポーツ」の講義を行い、障害の種類や原因を受講生一人ひとりに質問しながら講義を進めた。障害者競技スポーツに関しては、「ドーピングコントロール(障害を持つ方はもともと服薬者が多い)」及び「クラス分け(障害の程度には格差がある)」の必要性や、「義足や車いすの性能差(国や地域での経済的格差による)」などについて現状を講義し、それに伴うパラリンピック大会の概要なども説明した。
 また、ドイツでは障害を持つ多くの方が、何らかの形でスポーツを楽しめる環境設備が十分に整っているため、個人のニーズに応じたスポーツができることを紹介。一方、日本では障害を持つ多くの方が、個人のニーズに応じたスポーツを楽しむことがドイツと比べ十分ではないと説明した上で、日本でも障害を持つ多くの方がスポーツを楽しみ、健康増進また競技とするようなスポーツ文化を作る必要性があると力説した。
 講義の最後に、医療現場としてリハビリテーションセンター、回復期リハビリテーション病棟、高気圧酸素治療室などを受講生に見学させながら、院長が自ら説明した。受講生からは、車いすの価格や障害者人口についてなど、その他多くの質問があった。作業療法室では実際にリハビリを受けている患者さまに、機能回復に関する体験談を聞かせてもらうなど具体的であり、充実した集中講義になった。
 今後、受講生が院長から学んだことや、急性期のリハビリテーションで見学したことをひとつの糧として、益々、福岡大学大学院スポーツ健康科学研究科が発展することを願ってやみません。
(広報情報課)

2004年08月14日(土) No.169 (学術活動::講演・講義)

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