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暑中お見舞い申し上げます


 暑中お見舞い申し上げます。本当に暑い日が続きます。
 子どもたちが夏休みに入り、毎朝6時から長男(小学校3年生)のサッカーの相手を、母校の金池小学校のグランドで1時間ほどした後に回診に廻る毎日です。
 さて、7月にNPO法人Voluntary Hospital Japan(VHJ)への当院の加入が理事会で認可されましたが、さっそくその一員としての活動が始まりました。
 具体的には、VHJの臨床研修プログラム委員会、包括医療委員会など約10の委員会に当院からも委員として参加するものです。副院長3名をはじめ、総務部長、業務部長、薬剤部長などが委員として議論に加わります。
 加えて8月後半にはアドミ塾がスタートし、約1年間にわたって茂倉総務部長、三浦業務部長が塾生として参加します。「アドミ」とはadministrator(アドミニストレーター)の略で、管理者、経営者、事務官、執行者などを意味します。「アドミ塾」の講師は、4月より私が入学している九大大学院医療システム学の信友浩一教授や、高知県立病院院長の瀬戸山元一院長などです。ACLS(上級心肺蘇生法)への医師やスタッフの継続、看護部のファーストクラス講習も続けています。
 日本も2006年で人口がピークを迎え、その後は人口減少社会に転じます。これまでのように規模を誇るのではなく、質を追求していかねばなりません。これらの講習会へ当院スタッフが積極的に参加を続けることで、今すぐには効果は表れなくても長いスパンでみれば、病院の質の向上に大きな成果をあげてくれると信じています。
 講習会への参加のもう一つの目的は、実際的なスキルの向上とともに、他の組織の人たちと混ざることです。他院のスタッフと交流することで、今まで自分の価値観として、山に例えれば、富士山が最も高い山だと信じていたけれど、世の中にはもっと高い山や、あるいは低いけれど、別の価値を提示し燦然と輝いている山などを知ることとなり、世界が広がります。
 今回のVHJへの加入認可承認は、東京都世田谷区の河北総合病院理事長の河北博文先生が直接電話をかけて知らせてくださいました。今から4年ほど前に38歳で院長に就任したばかりの私は、経営状態があまりにひどいのに驚き、なんとか早急に建て直さねばと診療の傍ら、時間をみつけては、全国の有名な病院の見学に廻っていました。
 河北総合病院もその一つですが、慶応大学医学部を卒業し、ハーバード大学で博士号を取得された河北先生は面識のない私の面会に快く了解いただき、気さくな態度で、院長室で長い時間相談にのっていただきました。そのときのことを覚えていてくださって、今回お電話をいただいたわけです。
 生きていくなかで、いいことばかりでなく、いろいろなことがありますが、人と人とのつながりは本当にありがたく大切にしなければなりません。今月も「誠実」をモットーに診療に励みたいと思います。

(院長 中村太郎)
2004年08月02日(月) No.164 (院長コラム)

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