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当院創設者故中村裕没後20年記念関連シンポジウム
「LESPOシンポジウム2004」開催


 7月11日(日)に行われた「中村裕博士没後二十年記念会」の関連行事として、NPO法人レスポインターナショナル主催「Sport for Everyone〜ユニバーサルなスポーツ文化を目指して〜」と題したシンポジウムが10日(土)アイネス(大分市)で開催され、障害のある方、リハビリテーションを専攻している学生、医療関係者などで、300名収容の会場は満席となりました。
基調講演の
Jリーグチェアマン
鈴木 昌 氏
会場を埋める参加者たち
4名のパネリストと
司会の中村院長(右端)
参加者からも
意見や質問が相次いだ
 このシンポジウムは「年齢や障害に関係なくすべての人達が一緒にスポーツを楽しむためのヒントを探る」といったコンセプトで進められ、陶山哲夫氏(財団法人日本障害者スポーツ協会医学委員長)が司会を務めた基調講演では、Jリーグチェアマン鈴木昌氏が「Jリーグ百年構想における地域スポーツの振興」をテーマに、Jリーグ鹿島アントラーズFC社長就任当時のエピソードを交えながら、サッカーというスポーツがもつ魅力と、地域におけるJリーグの使命を明確に語りました。
 続いて行われたパネルディスカッションでは、当院院長で、財団法人日本障害者スポーツ協会医学委員の中村太郎が司会を務め、海外や地元大分のスポーツ振興に力を注がれている4名(※1)のパネリストと、今回のシンポジウムのメインテーマ「Sport for Everyone ユニバーサルなスポーツ文化を目指して」について活発な討議を行いました。個性豊かなパネリストたちによる体験談を交えた話に、参加者からは「『障害者スポーツ』ではなく『スポーツ』自体を見直す良い機会となった」「今後、障害者スポーツへの参加・関わりを深めたい」「障害者スポーツ、地域に根ざしたスポーツの第一線で活躍されている方々の生の声、情熱、仕事ぶりが聞けた」「障害者スポーツのあり方(障害者だから…というイメージ)を変えたいと思った」などの感想を聞くことができ、障害者スポーツ・地域スポーツの枠を越え、これからのスポーツ振興に対し一石を投じる画期的なシンポジウムとなりました。

(※1)パネリスト紹介
○溝畑 宏 氏(大分トリニータゼネラルマネージャー)
京都府出身。1985年自治省(現総務省)に入省。1990年大分県に出向し、一度本省に戻った後、現在は大分県参事とJ1大分トリニータの取締役・ゼネラルマネージャー・実行委員として活躍。

○後藤 恵子 氏
(大分国際車いすマラソン通訳ボランティアCan-do代表)
点字図書館の音声ボランティアをしていて、身障県体20周年に招待した海外選手の通訳を手伝ったのがきっかけで車いすスポーツと出会う。太陽の家に誘われて車いすバスケットボールのボランティアをしたり、車いすマラソンでは1981年の第1回から携わって今年で24年になる。

○ホースト・ストローケンデル 氏(ケルン大学治療教育学部教授)
車いすスポーツをはじめ、主に身体障害のある方々への実践的な指導、そして指導者の育成の分野で活躍。広く地域に根ざしたスポーツ文化の創造を目指し、競技者から重い障害のある子どもまで、幅広い層の人たちへのスポーツ普及に取り組んでいる。

○森 秀春 氏(株式会社フットサル大分2002代表取締役)
小学4年でサッカーを始め、その後社会人リーグに長年在籍。次第にコーチとしての活躍の場を広げる。2003年、大分市内にフットサル場「フットサル大分2002」をオープン。障害のある人・ない人が一緒にプレイするフットサル大会「レスポカップ」実現の一翼を担った。

(広報情報課)

2004年07月15日(木) No.160 (イベント・行事)

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