大分中村病院トピックス

医療用高圧ガスの取り扱いについて院内研修会を開催

　医療用高圧ガス（主に医療用酸素ガス）についての取り扱い研修会を、医療ガス安全管理委員会主催で専門業者を講師に迎えて開催した。現場で使用することの多い看護職員を対象に、院内で使用している(※)５種類の医療用高圧ガス取り扱いの周知・徹底を図り、実践においては危険防止と人為的ミスを防ぐための研修会とした。

実技指導の様子

　医療用高圧ガスに関する基礎知識のビデオを見た後、講師により、当院で使用している医療用酸素ガスボンベ(携帯用)の使用説明を受けた。
　内容は、①使用前には必ずガス名を確認する。②バルブ、減圧弁の油脂類、じん埃等を除去して使用する。③バルブの開閉は緩やかに行う。④吸入前に異臭がないことを確認する。⑤容器は転ばないように固定する。等の基本的な説明。医療用酸素ガスボンベの取り扱いは、基本を理解し実践することにより、起きてはならない医療事故を未然に防ぐことが、医療従事者の使命であると再認識させられた。
　実技指導では、参加者が酸素ボンベのバルブ開閉操作や残量確認を行うなどして、大変有意義な研修会となった。
　今後も、多くの職員が医療用高圧ガスの特質や取り扱いを再認識するよう、定期的に機会を設けて周知・徹底を図って行く。

※５種類とは、圧縮酸素、液化酸素、笑気ガス、二酸化炭素、圧縮窒素

（広報情報課）

2004年06月25日（金） No.153 (勉強会・セミナー等::職員講習会)

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