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6月度院内勉強会を開催
『座ること』についての勉強会 〜車いすについて考える〜


 当院では、看護技術の向上を目的として、看護部教育委員会主催で毎月1回、看護師および医師やコ・メディカルが講師となり、テーマを決めて院内勉強会を開催している。今回は、リハビリテーション部が講師を受け持った。
姿勢を崩した状態で椅子に座るときつい
車いすに座るときも姿勢は正しく
 初めに、リハビリテーション部長の古原岳雄が開催の挨拶を行った後、広報情報課の辛島裕樹が、車いすはユーザーの体に合ったものが一番であって、個々の状態に合わせて調整できれば、治療効果や快適性が高まるのではないかといった内容の、日頃から車いすユーザーとして自分自身が体感している事を述べた。
 次に、リハビリテーション体育士の齊藤健夫が講師となり、参加者全員に様々な姿勢をとった状態で椅子に座ってもらい、姿勢が崩れていく過程を説明した。座位姿勢の変化は、その状況に合わせた人間の代償行為とも考えられると伝えた。様々な姿勢による体に対する負担の違いを体験してもらった後、調整可能な車いすやシートクッションを用いて、患者さまの姿勢の崩れを少なくする方法を、症例写真を交えながら紹介した。その紹介の中で、車いすにあまり費用を掛けずに患者さまの座位姿勢を適切なものに変えていく技術に全員納得。
 また、講義の間(約30分間)参加者の内4名に、それぞれ型の違う車いすに悪い姿勢で座ってもらっていたが、その時間だけでも全員が全身の痛みを訴え、車いすに正しく座ることの大切さを強く感じていた。
 今回の勉強会は、車いすを使う自分にも大変参考になることが多かった。参加した医療スタッフが座位姿勢について関心を持ち、車いす利用者の気持ちに添った医療、ケアを行うことを再認識した勉強会になったようだ。
(記事 広報情報課 辛島裕樹)

2004年06月14日(月) No.149 (勉強会・セミナー等::職員講習会)

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