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第８回日本救急医学会九州地方会（宮崎市）で３演題を発表
第８回日本救急医学会九州地方会の学術集会が「救急医療の標準化・平準化に向けて」をテーマに、平成16年5月22日宮崎県宮崎市シェラトンリゾート・フェニックスシーガイアで開催されました。
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| 当院からの参加者 【左から】立花幸人副院長、銭花洋子看護師、右田平八技士、堀田明美外来看護師長、仲摩一美准看護師 |
立花副院長による「術前に画像診断し得た成人腸回転異常症の１治験例」の症例発表の要旨は、腸回転異常症の大部分は出生早期に発見されるため、成人後に見つかる症例は稀であることと、術前に診断のついた報告例は１９６５年以降１６例と少ないことを挙げ、開腹手術を受けた経験のない腸閉塞症の患者は鑑別診断の中に腸回転異常症を加えて病歴を詳しく聞く事が非常に大切であると発表。   |
パンフレットの使用については、統一した説明に有効であった点と、看護師の細かい状況説明により待ち時間の不安や疑問を和らげることが出来た点が挙げられました。また、看護師はご家族への声かけの大切さを再認識し、「患者さまご家族の状況を把握した上で声かけが出来た」と発表しました。
右田平八技士による「第1種ＨＢＯ装置人工呼吸器の緊急回避対策の検討」では、人工呼吸器を必要とする高気圧酸素治療の緊急回避策を実験結果から検証し、患者さまの安全管理を人工呼吸器の操作と治療装置の減圧方法を高気圧酸素の特殊な治療環境から示しました。
以上の３題とも、当院が救急病院としての性格上、日常的に経験される事柄をＥＢＭ（科学的な証明）に基づいて発表されたと考えています。今後とも益々複雑化される治療環境に対して、より専門性を高めながら当院の基本方針である世界標準の医療と患者さま主体の温かい誠実な医療に努めて行きます。
（記事：外来看護師長 堀田明美）
2004年05月25日（火）
No.141
(学術活動::学会発表)
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