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別府北浜をバリアフリーに…
誰もが親しめるヨットハーバーを目指して


 中村太郎院長が理事長を務めている、大分市のNPO「別府マリンスクウェア」は、現在、別府北浜ヨットハーバーの改築計画を県と作成しており、その計画について1月20日の毎日新聞(朝刊)に記事が掲載されました。

画像:毎日新聞2004年1月20日朝刊紙面【クリックで拡大画像】
 東九州の玄関口でもある別府湾。昔は白砂青松の海岸線が美しく、また湯治客や海水浴客が訪れて賑わっていました。時が移り変わり今日では、別府湾も消波ブロックを敷き詰め、コンクリートで護岸の整備が進む中、海岸線の景観はだんだんと変わってきています。しかし、船上から眺めた別府湾の風景は昔と変わらず美しく、「東洋のナポリ」とも称されています。その別府湾の眺めを多くの方々はもちろんのこと、障害のある方や高齢者が、いつでも楽しめるような憩いの場所、または大分県での海洋性レクリエーションの拠点として提供したいということから、北浜のヨットハーバーのバリアフリー化が発案されました。
 これは、国の直轄事業のひとつである「別府港海岸保全施設整備事業」が平成13年度から23年度までの11ヵ年事業として始まっている中、大分県が港湾計画の整備事業としてNPO「別府マリンスクウェア」が意見協力し、今年度中に着工し、2010年の完成を目指しています。
 この改築工事に一番期待を寄せているのが、セーリング競技でパラリンピック・アテネ大会を目指している大分在住の須藤正和さんです。「バリアフリーがまったく整備されていない北浜ヨットハーバーでは、十分な練習が出来ない。私だけでなく、多くの障害者が海洋レクリエーションを楽しむには、今の現状では困難である。早い着工を望む。」とのコメントを頂いています。中村太郎理事長は、「今後は県との調整を図りながら、北浜ヨットハーバーを拡張し、停泊している小型船をきちんと規制し管理しつつ、その上でいかにバリアフリー化を取り入れ、マリーナの機能充実を実現するかということが、別府マリンスクウェアの使命であり任務である」と言っています。これから、県セーリング連盟や海洋スポーツ団体の協力支援を得ながら、別府湾のすばらしい景観を大切に、誰もが親しみやすいヨットハーバーになることを望みます。

*須藤正和*
昨年の9月にギリシャで開催された障害者セーリングの世界選手権に出場、アトランタ、シドニーに続き、今年のパラリンピック・アテネ大会の出場権を獲得した。障害あるなしにかかわらず、誰もが参加できるレクリエーションやスポーツの場を設けることを目的としたNPO法人「RESPO International」の理事長を務めている。
(広報情報課)


2004年01月22日(木) No.103 (取材・報道)

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