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負けられない!!共走・共汗・共生を目指せ…沖縄ぎのわん車いすマラソン大会に参加して


第15回ぎのわん車いすマラソン大会が12月14日、沖縄県宜野湾市で開催され、私たち看護師3名(山田みゆき・島田都喜美・後藤伯子)が挑戦しました。参加のきっかけとなったのは、大分で毎年開催される大分国際車いすマラソン大会(今年で23回)に、救護班として参加し、そのレースの迫力やスピード感にあふれ、障害を感じさせない走りに、感動したことに始まります。この車いすマラソン大会は健常者も参加できることから、車いすマラソンを体感し、少しでも障害のある方の立場にたって、より知ることが出来ると思ったからです。

大会は、ハーフマラソンに59名、5kmマラソンに137名、1.5km(トリムマラソン)に154名が参加、私たちは5kmコースに参加しました。「さあ、一気に走り抜けよう!!」と思っていたら、500m程行くと肩が張って、さらに腰や股関節・膝も痛くなり始め、「これじゃ完走はムリ・ムリ・ムリ・・」と不安がよぎります。そんな時、「○○番の○○さんがんばって…!」「あと少しよ…!」と沿道の声が聞こえてきます。そして障害のある方たちの一生懸命車いすを漕いでいる姿が目に入るたび、「負けられない!!」と最後の力を振り絞り、やっとの思いでゴール、見事に全員完走を果たしたのです。タイムは50分でした。

この大会に参加して感じたこと、それは障害のある方を障害のある方と見るのではなく、「何でも出来る一人のひと」であるということ。また「何でも手を差し伸べるのではなく」「必要なときに必要な手助けを」と実感し、自分の満足感だけの過剰な手助けだったことに気づかされました。このマラソン大会をきっかけに、少しだけ車いすマラソンに参加している障害のある方の気持ちになれ、皆さんと交流を深められたことにより、少しだけ自分自身が変われたことを感じながら大分に帰ってきました。来年もまた参加できたら、これまでの自分からまた一歩前進することが出来るかもしれません。これからも、障害のある方たちと共走・共汗・共生を目指したいです。


第15回ぎのわん車いすマラソン大会参加資格

《ハーフマラソンの部》
満16歳以上の身体障害者手帳を所持している手動車いす使用者で、主催者が認めた者とする。

《5kmマラソンの部》
身体障害者手帳を所持している手動車いす使用者で、年齢は特に制限しない。但し、16歳未満の児童については、所属する学校長又は、施設長の許可を受け、保護者の承諾を得たうえで主催者が認めた者とする。

《1.5kmトリムマラソンの部》
身体障害者手帳を所持している車いす(手動及び電動)使用者で、年齢は特に制限しない。但し、16歳未満の児童については、所属する学校長又は、施設長の許可を受け、保護者の承諾を得たうえで主催者が認めた者とする。

第15回ぎのわん車いすマラソン大会一般参加について
一般の参加者については、大会趣旨に賛同する者で、以下の条件において参加を認める。

1.一般参加については、ハーフマラソンの部及び5kmの部において参加を認める。但し、ハーフマラソンにおいては16歳以上、5kmにおいては年齢は制限しないが保護者の許可を受けた上で、主催者が認めた者とする。

2.競技においては、手動車いすを使用すること。(車いすは各自持参)

-参照:第15回ぎのわん車いすマラソン大会実施要綱より-


(看護師 山田みゆき)
2003年12月30日(火) No.96 (障害者スポーツ)

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