社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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リハビリテーション科

外来での診療体制

外来診療日:水曜日 午前(9:00~12:00)※完全予約制

退院後もリハビリテーション治療が必要な方には外来にて継続します。退院後の自宅や施設等での生活の充実のために、身体機能・動作の維持や向上、生活の質の改善を目的とした外来にて個別に対応します。必要な方は自宅で行う訪問リハビリテーションを提供していきます。

リハビリテーション科

受付時間
午前     黒木 洋美
(完全予約制)
     
受付時間 午前
 
 
黒木 洋美
(完全予約制)
 
 
 

摂食・嚥下外来 食べたい”、”美味しい”に向けて、食べる機能を診る!

食事をとる際、むせる、飲み込みづらい等の問題のある患者さんに対して専門的な摂食・嚥下リハビリテーション(摂食機能療法)を実施しています。診察の結果によって短期の入院による加療や嚥下に対する指導を行う事もあります。「食事が食べにくい」「むせやすい」など、飲み込みでお困りの方、是非ご相談ください。

摂食機能療法の対象例

  • 食事中にむせてしまう方
  • 固形物が飲み込みづらい方
  • 水分が飲み込みづらい方
  • 誤嚥性肺炎の疑いのある方
※その他、飲み込みに関する相談に適宜対応致します。

診療の流れ

問診票ダウンロード

※問診票の記入が終わりましたら、お間違えのないようFAXで事前に送信下さい。
※FAXが出来ない方は外来当日にご持参ください。
※ダウンロードが出来ない方は、当日診察前に問診を行いますのでご心配いりません。

痙縮治療 ボツリヌス療法

脳卒中や脊髄損傷に代表される神経の病気では、「痙縮」といわれる手や足の筋肉の固さ・つっぱり感が残存し、痛みや生活行為の妨げになることがあります。ボツリヌス療法は日常生活の障害となっている固くなった筋肉に「ボツリヌス製剤」を注射して筋肉を弛緩させます(つっぱり感、疼痛の軽減)。

手首や指先が曲がったままで開きにくい

肘が曲がったままで動かない

足首や足が曲がったままで歩きにくい

治療で期待できること

  • 手足の筋肉が柔らかくなり、動かしやすくなります。麻痺が治るわけではありません。
  • 関節の運動もやりやすくなり、手足の変形や姿勢の不安定性が改善されます。
  • 手がひらきやすい、肘が曲がらない、足全体が接地する、膝が突っ張らない、などの身体の変化が、生活の楽さ、歩きやすさにつながります。
  • 注射後に、筋肉を伸ばす、動かすという運動療法を行うことが必須です。主に自主的運動として指導を行います。短期的にリハビリテーション療法を受けることを勧めます。
  • 当院では痙縮治療と併せて、杖や装具(足、手)の見直しや調整、必要な方に新規の作成なども行います。病気になられて時間が経っている方でも適応があれば治療対象です。まずは相談、検討をしてみましょう。

ボツリヌス療法の主な注射部位

診療の流れ

投与間隔は3ヶ月以降であれば同様な治療が実施できます。当院では効果を持続させていくことを目的に、3~6ヶ月後に治療効果の持続を確認します。希望時や更に治療が必要と判断されれば、治療継続となります。ボトックスの治療が効果を発揮する上で、継続のリハビリテーションとフォローアップが重要で、当外来では5クールをひとつの目安とさせていただいております。

ボツリヌス療法の費用

ボツリヌス療法には保険が適応されるので、治療費は1割から3割負担となります。ボトックスは比較的高価な薬剤ですので、詳細な金額につきましては受付までご相談下さい。

当院の特徴

当院にはリハビリテーション科専門医が2名在籍しており、さまざまな疾病、障害、病態などにより低下した機能と能力を回復させ、残存した障害や不利益を克服する「人々の活動を育む医学」を専門としています。
療法士はPT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)合わせて92名(2022年6月現在)在籍しています。入院だけでなく、外来、訪問リハビリテーションも行います。
入院においては、一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、地域包括病棟でシームレスにリハビリテーション療法を提供する体制をとっています。リハビリテーション科専門医のもと、約90名の療法士が急性期から積極的に運動療法を開始し、回復期リハビリテーション病棟では“365日リハビリテーション”を、地域包括では集団運動療法を活用し、体力向上や心身賦活を図っています。
またリハビリテーション療法には種類があり、当院は全ての領域を網羅しており、かつ施設基準Ⅰ(最も充実しているランク)を取得しています。

リハビリテーション療法の種類(診療報酬の区別)

リハビリテーション部について

リハビリテーション部

当院には約90名のセラピストが在籍しています。入院期間全般に渡るきめ細かいリハビリを一貫して提供し、ADL改善や、早期の社会復帰を目指しています。

詳しくはこちらから

リハビリテーションセンター

リハビリテーションセンターには理学療法室、作業療法室、言語療法室があり、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職が、患者さんに対して原則としてマン・ツー・マンで訓練を行っています。

詳しくはこちらから

医師紹介(常勤医師)

リハビリテーション科統括部長

黒木 洋美くろき ひろみ

専門分野

リハビリテーション科、内科

資格等

医学博士
日本リハビリテーション学会専門医・指導医
日本内科学会認定内科医
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
障がい者スポーツ医
義肢装具等適合判定医

患者さんへメッセージ

リハビリテーション科の医師として赴任しました。入院生活、その後の退院後も支援出来ればと思っています。

病院長

七森 和久ななもり かずひさ

専門分野

整形外科、関節外科

資格等

日本整形外科学会整形外科専門医

患者さんへメッセージ

診療の上でのポリシーは“わかりやすい医療”です。わからないことがあれば、どんどん聞いて下さい。