社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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認定看護師の紹介

救急看護認定看護師

小野淳子看護師

HCU・ER勤務

藤尾素子 主任看護師
看護師歴:22年(2017年時点) 認定看護師習得年:2014年

Q
仕事について教えてください。
A
私は日々の看護実践を通して、患者の安全性を確保するための確実な救命技術の実践はもとより、危機的状況にある患者家族の精神的援助に対し、早期からの介入、実践・指導に努めています。
また、院内の教育部門と連携を図り、院内全体の救急看護の質の向上を目標に、救急看護領域の講義や技術指導など、救急分野において組織横断的な活動を行っています。
Q
認定看護師習得のきっかけを教えてください。
A
今から10年前の当直勤務の朝、退院予定の患者さんの容態が急変しました。
無我夢中で救命処置をし、患者さんは救命でき元気に退院しましたが、その時の自分の知識や技術を振り返ると未熟さを感じました。
その患者さんとの出会いが今の救急看護を専門に学びたいと思った原点です。
「救えるはずの命を救う」そのためには、今のままの知識や技術では不十分であると実感しました。
専門性を高めるためにも、高い専門性をもった講師の方々の教育を受けたいと思うようになりました。
そして、救急看護実践を通して、救急医療における看護の役割モデルとなり、看護職者への指導・相談を行っていきたいと思いました。
Q
どのような流れで(期間など)資格習得したのかを教えてください。
A
私は日本赤十字九州国際看護大学看護継続教育センターの救急看護課程に入学しました。
6月から12月までの期間、615時間以上の授業と実習が行われます。
修了試験に合格すると修了証がもらえ、その後年1回行われる認定審査(筆記試験)を受講できるようになります。
認定審査に合格すると認定看護師として認定証交付・登録されます。
Q
認定看護師になって取り組んでいることや、変化したことはありますか?
また、心がけていることなどがあれば教えてください。
A
救急患者は時と場所を選ばず発生するため、救急看護はあらゆる場面で行われます。
急変対応に関しては、多くのスタッフが苦手意識や不安を抱いています。
少しでも苦手意識や不安が軽減できるよう、学習設計をし研修を行っています。
心がけていることは、患者の生を守ることが最優先の現場でもありますが、その中、突然の出来事で精神的危機状態にあるご家族や関係者に対して、早期から介入し対応することを大事にしています。 超高齢化に伴い、救急搬送されてくる患者背景も高齢者単身世帯や高齢夫婦世帯などに変化しています。
そうしたご家族や関係者に寄り添い、精神的・社会的サポートができる看護師の育成を目指していきたいと思います。
Q
認定看護師を目指そうと思っている看護師へメッセージをお願いします。
A
自分の興味がある分野をより専門的に知識を深めることができます。
また、同じ志をもつ認定看護師の仲間や恩師との出会いは、何よりの宝となります。
これからも自己研鑽は続きますが、認定看護師として活動できることに感謝しています。

なりたい自分が、きっと見つかる!

専門看護師・認定看護師の免許取得に対する補助金制度のご紹介

入学金・受講料は全額支給します。
研修期間中における給与、賞与を支給します。
研修期間中は退職金の対象期間とします。
(補助金制度を活用する者の条件)
・当院で3年以上勤務した者に限ります。
・クリニカルラダーⅢ以上の者に限ります。