社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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第8回大分中村病院地域連携懇談会を開催しました

当院では、地域の医療機関の皆様に日頃の感謝の気持ちをお伝えし「顔の見える連携」を構築したいと、「地域連携懇談会」を毎年開催しております。
第8回目となる今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、開催形式を会場とWEB配信を併用してのハイブリッド形式とし、令和4年9月29日(木)に開催しました。現地会場(ホテル日航大分オアシスタワーホテル)およびWEB配信(Zoom)合わせて58名の方にご参加いただきました。
はじめに、中村理事長による開会挨拶の後、特別講演として大分大学医学部心臓血管外科学講座教授の宮本伸二先生をお招きし、「ICTで医療現場を変える―心臓外科18Kからの脱却」をテーマにご講演いただきました。
講演は宮本先生の自己紹介に始まり、ICTを活用した様々な取り組みの中から大分県遠隔画像伝送システムや、医療従事者間のコミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」の取り組みについて詳しくご紹介頂きました。Joinはチャット機能や画像共有・音声/ビデオ通話などを使ったコミュニケーションアプリで、院内の医療従事者間のコミュニケーションはもちろん、病院間をまたいだ患者情報の共有が可能となっており、当院でも導入しています。宮本先生は「Joinは医師の働き改革やコロナ対策にも貢献できると考えている。今日紹介した以外にも様々な使い方があるはずなので、皆さんに工夫して使ってもらいたい」と話されていました。
次に当院の取り組み紹介として、リハビリテーション科統括部長の黒木洋美医師が「ハブ(HUB)としてのリハビリテーション医療」をテーマに発表し、その後、当院各診療科部長より参加者の皆様へご挨拶させていただきました。
参加された先生方からは、「ICTの有効性について再認識できた」「宮本先生のJoinにかける情熱をひしひしと感じた」「リハビリテーション科の取り組みが良く分かった」など、次回開催へつながる忌憚ないご意見が寄せられました。
会場では出入口での検温や手指消毒、マスクの着用、座席数を減らして間隔を広くするなど、出来得る限りの感染対策を行った上での開催となり、ご参加いただきました皆様には、感染拡大防止にご協力をいただきまして誠にありがとうございました。またWEB配信では不手際や準備不足など至らない点も多々あったかと思いますが、皆様のご協力のおかげで滞りなく終えることができました。ご視聴いただきありがとうございました。
当院では、地域のクリニックなどとの連携を深めるため、今後も地域連携懇談会の開催を継続して参ります。

大分大学医学部心臓血管外科学講座教授
宮本伸二先生

会場の様子