2022年5月19日(木)~22日(日)の4日間、神戸コンベンションセンターにて「第95回日本整形外科学会学術総会」が『Smart Medicine, Smart Orthopaedics —整形外科の未来—』をテーマに開催されました。
中村理事長は19日に行われた教育研修講演にて「パラスポーツの過去・現在・未来」をテーマに講演を行い、翌20日に行われたシンポジウム「東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー —整形外科医の立場から—」では座長を務めました。
教育研修講演では、パラリンピック、フェスピック(アジアパラ競技大会)、大分国際車いすマラソンの3つパラスポーツ大会の歴史に詳しく触れ、パラスポーツの問題点や今後の展望などについて講演しました。
中村理事長は「日本では交通事故の激減、労災の大幅な減少により、若年者の脊髄損傷者は減少しており、日本のパラスポーツは変化の時を迎えている。競技を目的としたエリートスポーツとしてのパラリンピックとともに、初心者や生涯スポーツ、途上国の障がい者を対象にし、施設の設備や指導者の充実をはかり、かつてのフェスピックや大分国際車いすマラソンのような大会も併せて発展していくことが重要」と語っています。
講演終了後、教育研修講演に対する表彰が行われ、中村理事長に感謝状が授与されました。
(総務部 羽田野)