社会医療法人恵愛会 大分中村病院

文字サイズ

2022年 年頭所感

大分中村病院 理事長 中村 太郎

新年あけましておめでとうございます。
昨年は5月の移転新築プロジェクトの安全祈願祭に始まり、8月には東京パラリンピック開会式で聖火ランナーを担当させていただき、当院から5人の医療スタッフを派遣、11月には1981年の第1回より支援してまいりました大分国際車いすマラソンが第40回記念大会をフグ選手の世界新記録で終え、とても思い出深い年になりました。
当院は創設者であり父の中村裕が、1964年の東京パラリンピックで日本選手団長を務め、1965年に障がい者の働く場として太陽の家を創設した翌年の1966年に開設され、今年で56年目を迎えます。
半世紀前に先人たちが困難な中、築いてくれた他病院にはない、パラリンピックなどグローバルな歴史と、新病院で掲げている二次救急医療とリハビリテーションによる地域包括ケアシステムのハブ病院になるというローカルな目標と、過去と未来、そしてグローバルとローカルの両面をしっかりと引き継ぎ、そして発展させ、困っている人を助ける(医療による社会貢献)を理念に共生社会実現に想いを抱き、2022年も歩んでまいります。
新病院のグランドオープンは2024年1月を予定しています。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

大分中村病院 院長 七森 和久

新年あけましておめでとうございます。
私が院長に就任したのは2019年4月1日でした。早いもので、今年で3年目を迎えます。就任当初はこの先に新型コロナウイルスが待ち受けているなど、当たり前ですが全く想像していませんでした。大分中村病院移転新築プロジェクトに加え新型コロナウイルスによるパンデミック。院長就任と同時に課題が次々と降りかかる中、なんとかこの難局を乗り越えようともがいた2年でした。
昨年秋頃に全国の新規感染者数は減少に転じましたが、新たな変異株(オミクロン株)の感染者が国内でも確認される等、まだまだ油断のならない状況が今年も続きそうです。病院に入られる際の検温、手指消毒、マスク着用、面会禁止等、皆様には大変ご不便をおかけしますが、当院を安心してご利用いただくためにも引き続きご協力をお願い致します。
そんなコロナ禍の中でも、当院の移転新築プロジェクトは順調に進捗しています。
昨年の 5月には安全祈願祭を執り行い、9月には既存基礎工事の解体工事に着手しました。1月末には起工式を行う予定で、工事が順調に進めば今年の秋頃には仮囲いの上に建築中の建物が見えてくるようになります。建物の完成は2023年10月、移転開業は2024年1月を予定しています。
今年もまた新たな問題が押し寄せてくるでしょう。どのような状況にあっても職員一丸となり、医療人としての誇りを忘れることなく立ち向かっていきます。2022年も大分中村病院にぜひご期待ください。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。