社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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第7回大分中村病院地域連携懇談会開催

当院では、地域の医療機関の皆様に日頃の感謝の気持ちをお伝えし「顔の見える連携」を構築したいと、「地域連携懇談会」を毎年開催しております。
第7回目となる今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、開催形式を会場とWEB配信を併用してのハイブリッド形式とし、令和3年9月30日(木)に開催しました。ホテル日航大分オアシスタワーホテルの現地会場には院内外合わせて43名、ZOOMを使用したLIVE配信には27名、合わせて60名の方にご参加いただきました。
はじめに、中村理事長による開会挨拶の後、特別講演として大分大学医学部微生物学講座教授の西園晃先生をお招きし、「新興感染症の脅威―新型コロナウイルス感染症のパンデミックから学ぶもの―」をテーマにご講演いただきました。
講演の前半は新型コロナウイルスの概要や臨床的特徴、直近の国内発生状況などについて、後半はワクチンの話題を中心に、臨床試験における有効性や接種後の有害事象、ワクチンに対する新しい認識などについて、最新の知見を踏まえながら詳しくご説明いただきました。また講演後には短い時間ではありましたが質疑応答の時間を設け、参加者からの新型コロナウイルスに関する様々な質問にお答えいただきました。
次に、当院副院長の渡邉充医師が「当院のCOVID-19感染症に対する取り組み」について詳しく紹介し、その他の各診療科部長からは参加者の皆様にご挨拶させていただきました。
参加された先生方からは、「コロナウイルスに関しての知識とともに新しい情報もあり大変勉強になりました」「ニュース解説等で聞いたことのある内容も専門的に一歩二歩以上さらに踏み込んだ講演は非常に印象的でした」など、次回開催へつながる忌憚ないご意見が寄せられました。
会場では出入口での検温や手指消毒、マスクの着用、座席数を減らして間隔を広くするなど、出来得る限りの感染対策を行った上での開催となり、ご参加いただきました皆様には、感染拡大防止にご協力をいただきまして誠にありがとうございました。また、ZOOMを使用したLIVE配信は初めての試みということもあり、不手際や準備不足な点など至らない点も多々あったかと思いますが、皆様のご協力のおかげで滞りなく終えることができました。ご視聴いただきありがとうございました。
当院では、地域のクリニックなどとの連携を深めるため、今後も地域連携懇談会の開催を継続して参ります。

特別講演の様子

大分大学医学部微生物学講座教授 西園晃先生