令和2年1月18日(土)当院6階研修室にて、がんサロン『太陽のカフェ フィーカ』が開催され、患者さんやご家族、スタッフなどが参加しました。
当院がんサロンの名称『フィーカ(Fika)』は、気心の知れた仲間や家族、そして親しい友人らとともに自由なスタイルでお茶、コーヒーなどを楽しみながらおしゃべりする「くつろぎの時間」のことで、北欧において最も大切にされている時間や場所を意味しています。
まず始めに、リハビリテーション部 作業療法士の河野百子さんによるリハビリ体操で体をほぐした後、ミニレクチャーとして、薬剤部の安達和宏さんが「がんの最新治療」をテーマに講演しました。がんの治療法として手術(外科治療)、放射線療法、化学療法、免疫療法、先進医療を挙げ、それぞれの治療法について詳しく説明しました。また、その他にも当院で実施している高気圧酸素治療などについても紹介しました。安達さんは「がん治療は日々進化しているので、納得のいく治療を受けるためには、まずご自分の状況を知ること、担当医の説明を理解すること、自分の希望を伝えることが重要」と話しました。
フリートークでは、テーブルに用意されたお茶やお菓子を囲みながら、参加者ご自身の近況やご家族の経験談などお話に加え、管理栄養士のスタッフに調理法や食事方法などについての質問や、ミニレクチャーでのがんの最新治療についても個別に相談されていました。
音楽鑑賞では、ピアニストの足立栄さんと石飛裕和医師による生演奏をバックに、参加者の方が「パプリカ」の歌を披露してくださいました。
次回サロンの開催は、3月14日(土)午後1時から3時を予定しています。テーマは「介護保険制度について」です。当院の患者さん以外でも参加できますので、お気軽にお問合せください。
≪問い合わせ先≫
大分中村病院 担当:仲野真紀 097-536-5050(内線502)
(総務部 羽田野)