社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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日本医師事務作業補助研究会第9回全国大会に参加して

11月9日(土)・10日(日)の2日間、福岡国際会議場において「日本医師事務作業補助研究会第9回全国大会“臨床支援士(医師事務作業補助者)の未来を創る ~新たな役割への挑戦~”」が開催され、DA(Doctors Assistant)課のスタッフ5名で参加しました。
今大会のシンポジウムでは、「地域包括ケアシステムにおける医師事務作業補助者の役割を考える」と「医師の働き方改革への貢献~現状と今後を考える」をテーマに7名の先生方が講演され、一般演題ではチーム医療、成長(教育、人材育成、スキルアップ)、代行入力、発展(業務拡大・業務改善)、その他のテーマごとに106の演題が発表されました。
私は医師の要望に応える業務拡大への取り組みとして、DA課が医師事務作業補助体制加算の20対1から15対1へとステップアップしたこと、また今後の目標として医師のニーズに対応できる医師事務作業補助者の育成・教育に努めていきたいことについて発表しました。
当院のDA課では現在、医師事務作業補助者16名体制で診断書などの文書や処方箋の作成、電子カルテの代行入力など、これまで医師が行っていた業務のうち、事務的な作業を医師の指示のもとで行っています。また、医師のサポートを行うことで医師の業務負担を減らし、診察や治療に専念できる環境作りを通して、医療の質の向上に日々努めています。
今回の学会参加によって、多くの病院が当院と同じような悩みや問題を抱えながらも、病院の特色を活かしつつ、医師の負担軽減に尽力していることが分かりました。また発表を通して自身のステップアップや今後の課題発見にも繋げることができ、とても貴重な経験となりました。
まだまだ知識不足が否めませんが、今後も医師の負担軽減に努めると共に、医師から信頼の得られる医師事務作業補助者を目指し鋭意努力していきたいと思います。

発表の様子

参加したDA課スタッフ

(DA課 田中)