10月15日(火)、医師や薬剤師を志す大分市内の高校2年生2名が当院でインターンシップを行いました。今回のインターンシップでは、院内の施設設備や外来診療の見学、医療体験、座談会などを実施しました。
今回指導を担当した医療体験では、模型を使った採血や皮膚縫合、そしてデモ機を用いた腹腔鏡のシミュレーションを行いました。初めて行う作業に緊張した面持ちでしたが、教えたことができるようになると、最後は楽しそうに取り組んでくれました。自分自身、同じ年齢の時に同じような体験をしました。受験で諦めそうになった時も、「自分は医師として働きたい」と当時の体験を思い出し、気持ちを奮い立たせて勉強していました。その時のことは今でも鮮明に覚えています。
今回は医師として高校生に医療の体験を提供する立場になりました。医療者側から見てもインターンシップに参加してくれた学生の目は、当時の自分と同じ『希望とやる気に満ち溢れた』ものでした。
その後の座談会では、「どうして医師になったのか」「医師になって楽しかったり辛かったりしたことは何か」「今のうちからやっとけばいいことはあるか」など、他にもたくさんの質問を受けました。当時の自分は将来を見据えた質問などしなかったこともあり、学生の熱意が凄く伝わりました。
今回の短い時間では医療のほんの一部しか体験させてあげることができず、本当はもっと色々して体験して欲しかったという残念な気持ちでいっぱいです。しかしこの短時間の経験で医療にさらに興味を持ち、将来医師として働きたいという気持ちが高まってもらえれば一医療者として嬉しく思います。
(研修医1年目 荒金 佑典)

七森院長の整形外科外来を見学

模型を使った採血

腹腔鏡のシミュレーション