社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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第2回 大分中村病院 介護・医療連携交流会開催

8月30日(金)当院6階研修室にて、「第2回大分中村病院 介護・医療連携交流会」を開催しました。この会は、日頃からお世話になっている介護支援専門員をはじめ、介護保険領域に関わる専門職の方々との連携強化や知識・技術の共有、また活発な意見交換の場を設けることを目的に開催されたものです。院外から多くの方にご参加頂きました。
はじめに、院長の七森和久より開会の挨拶があり、続いて地域連携部門長の大塚三千代が当院の概要や地域連携部門の取り組み等について簡単に説明した後、講演に移りました。
まず、リハビリテーション部 回復期リハ病棟課長の浅倉秀剛OTが「脆弱性骨折(大腿骨頸部骨折)のリスク管理とリハビリテーション」をテーマに講演しました。前半は脆弱性骨折の背景や大腿骨近位部骨折について詳しく説明し、後半は大腿骨頸部骨折の手術療法として人工骨頭置換術の術後早期のリスク管理について、当院で実際に患者さんやスタッフに対して使用している「疾患別ADLパンフレット」を用いて、起き上がりやトイレ動作、靴や靴下の着脱、床上動作等、各種動作の脱臼回避動作の指導について紹介しました。
次に、リハビリテーション部 訪問リハ主任の池永健太OTが「当院訪問リハビリの介入報告~事例を通して~」をテーマに講演しました。当院で行っている訪問リハビリについて説明した後、訪問リハビリを行った2つのケースを通して、実際に行った環境調整や自主訓練指導の様子、また患者さんを担当されているケアマネさんからのご意見等を紹介しました。
その後、参加者と当院スタッフが6つのグループに分かれて意見交換会を行いました。それぞれの自己紹介から始まり、介護・医療連携における当院への要望や、当院の訪問リハビリに対するご意見・要望など活発な意見交換が行われました。
参加された方からは「大腿骨頸部骨折の内容がとても詳しく勉強になった」「訪問リハで家族に対する介護指導も行っていることが分かり参考になった」など、次回開催へつながる忌憚ないご意見が多く寄せられました。
当院では今後も地域医療ニーズの対応に取り組み、近隣の医療機関や介護施設の方との信頼関係を構築し、連携の強化に積極的に務めて参ります。

講演の様子

意見交換会の様子

(経営戦略部 羽田野)