令和元年7月20日(土)当院6階研修室にて、がんサロン『太陽のカフェ フィーカ』が開催され、患者さんやご家族、スタッフなどが参加しました。
当院がんサロンの名称『フィーカ(Fika)』は、気心の知れた仲間や家族、そして親しい友人らとともに自由なスタイルでお茶、コーヒーなどを楽しみながらおしゃべりする「くつろぎの時間」のことで、北欧において最も大切にされている時間や場所を意味しています。
まず始めに、理学療法士の梅野さんによるリハビリ体操で体をほぐした後、ミニレクチャーとして、東3病棟看護師の佐藤愛子さんが『抗がん剤治療中の感染しやすい時期における過ごし方』をテーマに講演しました。
講演では、はじめに感染症について説明があり、感染しやすい時期として抗がん剤投与後、7~14日程で骨髄がダメージを受け、骨髄機能抑制を生じることで感染しやすい状態になると話しました。また、感染した場合の症状、生活の注意点、外出時の注意点、食生活などについても分かりやすく説明しました。最後に発熱時37.5℃以上の熱が続く場合やだるさが続く場合は、受診が必要な場合もあるので、病院に連絡をしてほしいと話し、治療中に気がかりなことがあれば看護師に気軽に相談してほしいと参加者に呼びかけました。
このあとのフリートークでは、参加者全員が車座になって、自己紹介や病気になって感じたこと、最近あったことなどを話しました。また音楽鑑賞では、いつも生演奏で楽しませて頂いているピアニストの足立栄さんや石飛裕和医師と一緒に、参加者の山本栄さんがギターで「Historia de Un Amor(ある恋の物語)」や「La Playa(夜霧のしのび逢い)」など3曲披露してくださいました。
参加された方からは「それぞれ違った立場で他の人の経験を聞くことができ勉強になりました」「感染症は、周りの方から感染することも多いので、まずはこちら側から移さないように気を付けたいと思います」といった感想を頂きました。
次回サロンの開催は、9月7日(土)午後1時から3時を予定しています。次回は第3土曜日ではなく第1土曜日に開催しますので、日程にご注意ください。テーマは「がんと栄養~食事の工夫~」です。また、「2019大分リレー・フォー・ライフ・ジャパン」で使用するルミナリエを製作する予定です。参加者全員で楽しくルミナリエを作りましょう!当院の患者さん以外でも参加できますのでお気軽にお問合せください。
≪問い合わせ先≫
大分中村病院 担当:神田友子 097-536-5050(内線502)

梅野理学療法士による
リハビリ体操

佐藤愛子看護師による
ミニレクチャー

音楽鑑賞にギター生演奏
(経営戦略部 羽田野)