社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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第1回大分中村病院 介護・医療連携交流会 開催

3月14日(木)当院6階研修室にて、「第1回大分中村病院 介護・医療連携交流会」を開催しました。この会は、日頃からお世話になっている介護支援専門員をはじめ、介護保険領域に関わる専門職の方々との連携強化や知識・技術の共有、また活発な意見交換の場を設けることを目的に開催されたものです。院外から多くの方にご参加頂きました。
はじめに、司会を務める七森和久医師(院長・リハビリテーション科部長)より挨拶があり、続いて中村理事長より「大分中村病院の歴史」をテーマに話がありました。中村裕によって太陽の家や大分中村病院が創設されるまでの経緯をはじめ、パラリンピックや車いすマラソンなど、当院と障がい者スポーツとの関わりなどが詳しく紹介されました。
次に、リハビリテーション部の藤本邦洋作業療法士より「脆弱性骨折と動作介助のコツ」をテーマに話がありました。骨粗鬆症が原因で家の中での転倒など、比較的わずかな衝撃で起こり得る骨折を脆弱性骨折といいますが、講演の前半はその脆弱性骨折の原因となる骨粗鬆症について簡単に説明し、後半は動作介助のコツとして、ボディメカニクスを紹介しました。介護のボディメカニクスとは、身体の動きのメカニズムを活用した介護技術のことで、活用すると高齢者に不安や苦痛などを与えることなく介助でき、介助者の腰痛や肩こり等の予防・改善にも役立つと言われています。講演ではボディメカニクスの基本として8項目をあげ、実際の動作を見せながら分かりやすく説明しました。
その後、参加者と当院スタッフが6つのグループに分かれて意見交換会を行いました。それぞれの自己紹介から始まり、介護・医療連携における当院への要望や、その他情報交換など活発な意見交換が行われました。また、リハビリテーション部副部長の梅野裕昭より、4月から始まる訪問リハビリテーションについての紹介も行われました。
参加された方からは「定期的に意見交換のできる場があると良いと思った」「話す機会が持てて良かった」など、次回開催へつながる忌憚ないご意見が多く寄せられました。
当院では今後も地域医療ニーズの対応に取り組み、近隣の医療機関や介護施設の方との信頼関係を構築し、連携の強化に積極的に務めて参ります。

(経営戦略部 羽田野)