平成31年1月19日(土)当院6階研修室にて、がんサロン『太陽のカフェ フィーカ』が開催され、患者さんやご家族、スタッフなど20名程が参加しました。
当院がんサロンの名称『フィーカ(Fika)』は、気心の知れた仲間や家族、そして親しい友人らとともに自由なスタイルでお茶、コーヒーなどを楽しみながらおしゃべりする「くつろぎの時間」のことで、北欧において最も大切にされている時間や場所を意味しています。
まず始めに、リハビリテーション部の中野良子作業療法士によるリハビリ体操で体をほぐした後、ミニレクチャーとして、当院ソーシャルワーカーの佐藤由香さんが『がんと暮らし~あなたを支える制度あれこれ~』をテーマに講演しました。
講演では、がん治療に伴う不安や生活の悩みに応える制度として、介護保険サービスや訪問看護、身体障害者手帳、障害年金を取り上げ、各種サービスの内容、申請手順、申請条件などについて詳しく紹介しました。佐藤さんは「病気やけがで生活・仕事が制限される場合に利用できる各種サービスは、がん治療中の方にももちろん役立ちます。ただし主治医、リハビリテーション療法士などの助言を得て、適切なタイミング・内容で申請することが必要なので、まずは私たちソーシャルワーカーへ気軽にお問い合わせください」と参加者の皆さんに呼びかけました。
最後はピアニストの足立栄さんと石飛裕和医師による生演奏をBGMに、参加者全員が車座になって自己紹介や病気になって感じたこと、最近あった楽しいことなどを順番に話していきました。参加された方からは「入院中の母がぜひ出たいと言って久しぶりに元気な顔が見られた」「障害年金の話がわかりやすかった。今度とるかもしれないので相談したいと思う」など、とても好評でした。
次回サロンの開催は、3月16日(土)、午後1時から3時を予定しています。テーマは「がんにおける障害者手帳と障害年金について」です。当院の患者さん以外でも参加できますのでお気軽にお問合せください。
≪問い合わせ先≫
大分中村病院 担当:神田友子 097-536-5050(内線502)

リハビリ体操

ミニレクチャー

フリートーク
(経営戦略部 羽田野)