社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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第13回がんサロン『太陽のカフェ フィーカ』開催

7月21日(土)当院6階研修室にて、第12回がんサロン『太陽のカフェ フィーカ』が開催され、患者さんやご家族、スタッフなど30名程が参加しました。
当院がんサロンの名称『フィーカ(Fika)』は、気心の知れた仲間や家族、そして親しい友人らとともに自由なスタイルでお茶、コーヒーなどを楽しみながらおしゃべりする「くつろぎの時間」のことで、北欧において最も大切にされている時間や場所を意味しています。
まず始めに、リハビリテーション部の織田真由美理学療法士によるリハビリ体操で体をほぐした後、ミニレクチャーとして、当院緩和ケア認定看護師の戸高真由美看護師が『皮膚障害対策:日常生活におけるスキンケア』をテーマに講演し、皮膚障害はなぜ起きるのか、スキンケアの重要性、泡の作り方、軟膏の塗り方等を参加者の皆さんと一緒に勉強しました。特に泡の作り方では、洗面器に入ったぬるめのお湯と泡立てネット、洗浄剤を各テーブルに用意し、実際に泡を作ってもらいました。戸高看護師は「皮膚症状は正しいスキンケアを行い、清潔を保つことで起こりにくく、症状を軽くすることができます。適切なケアを続けて皮膚症状を上手にコントロールすることが重要です。」と話しました。
次に、当院も「チーム・フィーカ」として参加する「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2018大分」で、夜間足元を照らすために会場で使われる「ルミナリエバッグ」に、参加者全員でペインティングをしました。患者さんそれぞれ思い思いのメッセージやイラストがカラフルに描かれました。
次に音楽鑑賞として、大分大学医学部管弦楽団の方と当院研修医の矢野医師によるバイオリンとピアノの生演奏が披露されました。演奏されたのはショスタコーヴィチの「3つのデュエット」とフリッツ・クライスラーの「プレリュードとアレグロ 」の2曲です。短い時間ではありましたが、素晴らしい音色に皆さん聴き惚れているようでした。
また、参加者の皆さんからいつも大好評のギターの生演奏ですが、今回は消化器内科の石飛医師と、けんせいホームケアクリニックの亀井たけし先生が演奏してくださり、終始和やかな雰囲気のもと会は進められました。
参加された方からも「リレー・フォー・ライフのルミナリエをどこで作っているのか知りたかったし、いつか描いてみたいと思っていたので、今日はそれが出来たのでとてもうれしかったです」「絵を描く間、できた物の発表、この時何も忘れ皆さんと一緒に楽しめました」「バイオリン、ギターの演奏が素晴らしかったです」など、とても好評でした。
次回サロンの開催は、9月15日(土)午後1時から3時を予定しており、テーマは「がんと栄養~チョットの工夫で栄養UP↑~」です。当院の患者さん以外でも参加できますので、お気軽にお問合せください。
≪問い合わせ先≫ 大分中村病院 担当:神田友子 097-536-5050(内線502)

リハビリ体操

泡作り体験

ルミナリエバックにペインティング

大分大学医学部管弦楽団の方と矢野研修医によるバイオリンとピアノの生演奏

ギター生演奏
亀井先生(左)石飛医師(右)

(経営戦略部 羽田野)