6月9日(土)コンパルホールにて、大分中村病院人材育成委員会主催の『第4回大分中村ミーティング』を開催しました。当院の医師、看護師、セラピスト、事務員など約120名の職員が参加しました。
今回のテーマは『患者さんの気持ちを良く知ろう!!』です。普段から医療に携わっている職員が患者さん側を実際に体験することによって、看護されている時の状況を少しでも理解することが目的です。会場に設置された体験コーナーやミニ運動会形式による5つの競技を行いました。
体験コーナーでは車椅子やストレッチャーに職員が乗り、段差での衝撃はどのくらい感じるのか、またストレッチャーでは移動速度によって怖いと感じることがあるなど、身をもって体験することができました。ストレッチャーには中村理事長も実際に乗り、医師が運ぶといった普段では見ることのできない光景もありました。
競技では手話を使った「伝言ゲーム」、リハビリの際に使用する補助具『はしぞうくん』を使った「まめ掴み競争」、目隠しをして行う「目隠し二人三脚」、足を使ってタオルを寄せる「タオルギャザー」、目隠しをして行う「ゴールボール」の5つを行いました。日頃から患者さんがリハビリのために使用していて見慣れているはずの道具でも、実際に自分が使うと思うように出来ないことがあり職員はかなり苦戦を強いられていました。
参加した職員からは「体験を通じて直接学べる良い機会となった」、「事務なので補助具は普段見ることがないが、今回勉強になった」「有意義な体験が出来た」などの感想を聞けました。
当院の人材育成委員会では、今後も職員のスキルアップを目的とした様々な取り組みを行い、より良い病院作りに努めて参ります。

ストレッチャー体験

手話を使った伝言ゲーム

補助具を使ったまめ掴み競争
(人材育成委員会)