社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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上野ケ丘中学校の生徒さんが当院で職場体験学習

上野ケ丘中学校の2年生4人の生徒さんが、6月14日(木)~15日(金)の2日間、当院で職場体験学習を行いました。
職場体験学習は、中学2年生の時期から職業観を身に着けてもらい、働くことの意義などについて学習してもらおうと、進路指導の授業の一環として毎年行われているということです。当院の他にも、市内のホテルやパン屋さん、動物病院、消防署など市内約30か所で行われ、生徒が興味のある職場を希望して職場体験学習を行っているそうです。
初日の午前中は院内の色々な部署や病棟を見学し、午後の外来実習では聴診器をあててお互いの心臓の音を聞いたり、血圧測定を体験しました。
回復期リハビリテーション病棟では、実際に車椅子やストレッチャーに乗る体験をしました。ストレッチャー体験では、早く押されると思わず「怖い」と声をあげる生徒さんもいて、「実際にお手伝いをする時は、ゆっくり押してあげること」を自らの経験から学習しているようでした。
2日目はリハビリでの体験学習です。補助具のお箸を使い大豆を一つずつ移動させる体験をしました。指導にあたったリハビリテーション部長の古原岳雄作業療法士は「ごはんを食べるという何気ない動作であっても、ケガや脳卒中などでマヒが残ってしまい身体が不自由になる方がいます。ここでは作業療法士が、それぞれの患者さんに合った道具を探し出してリハビリをしています」と話していました。「やりがいを感じたときはどんな時ですか?」という生徒さんからの質問には、「患者さんが他の患者さんのお世話をしてくれた時が一番うれしい。患者さん自身が心も体も健康でなければできない事だからね。そのために、一緒にリハビリを頑張っているんだよ」という話を聞いて生徒さんたちは感心していました。
参加した4人の生徒さんは、「色々な仕事があることが解って良かった」「もっと病院のことに興味がもてた」など、病院での職場体験を通して改めて将来の進路について考えているようでした。今回の体験で少しでも医療の現場に興味を持ち、生徒さんたちの将来の夢に1歩でも近づけるお手伝いが出来たらと思います。

外来実習

ストレッチャー体験

補助具のお箸を使ってリハビリを体験

リハビリセラピストとの語らい

(総務部)