社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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第5回ほねっとわーく開催「骨粗鬆症を防ぐには~日常生活でできること~」

5月12日(土)、当院1階リハビリテーションセンターにて、骨粗鬆症リエゾンサービスによる「第5回ほねっとわーく」を開催しました。今回も多くの入院患者さんにご参加いただきました。
「骨粗鬆症リエゾンサービス」とは、医師と医師以外のメディカルスタッフが相互に連携しながら実施する骨粗鬆症の予防と治療および骨折防止の取り組みのことです。当院では現在、日本骨粗鬆症学会認定医の田北親寛医師(脊椎外科部長)を中心に、多職種で構成された骨粗鬆症リエゾンチームが様々な取り組みを行っています。
今回のテーマは「骨粗鬆症を防ぐには~日常生活でできること~」。はじめに骨粗鬆症リエゾンマネージャーの谷口純平理学療法士が、骨粗鬆症の概要について話をしました。今回参加された入院患者さんの中でも実に約7割の方が骨粗鬆症とのことで、骨粗鬆症はそれだけ身近な病気なのだと話しました。また、骨粗鬆症とはなにか、骨粗鬆症になるとどうなるのか、骨粗鬆症を予防するために効果的な食材、骨粗鬆症の治療などについて、分かりやすく説明しました。
次に織田真由美理学療法士が、丈夫な骨を作るために日常的にできる運動について、運動の実演を交えながら講演を行いました。運動時の注意点を話し、継続することが最も大切だと強調しました。
その後、河野瑠璃作業療法士が「転ばないための生活の工夫」をテーマに講演を行いました。日常生活で使用する靴下やスリッパ、家具や物の配置、照明など、転倒を防ぐために私たちができる居住環境の工夫について、具体的に説明しました。
最後に骨粗鬆症治療の薬剤について説明をした谷口理学療法士は「お薬は一般の方では判断が難しいので、私たち骨粗鬆症マネージャーが患者さんと一緒に考えます。この緑色の名札をつけているスタッフが骨粗鬆症リエゾンサービスのメンバーなので、お気軽に声をかけてください!」と締め括りました。
今回の開催を踏まえ、骨粗鬆症リエゾンサービスでは今後も啓発活動を続け、もっともっと多くの人に骨粗鬆症について理解してもらえるよう努めて参ります。

(経営戦略部 羽田野)