3月17日(土)当院6階研修室で、第11回がんサロン『太陽のカフェ フィーカ』が開催され、患者さんやご家族、スタッフなど20名程が参加しました。
当院がんサロンの名称『フィーカ(Fika)』は、気心の知れた仲間や家族、そして親しい友人らとともに自由なスタイルでお茶、コーヒーなどを楽しみながらおしゃべりする「くつろぎの時間」のことで、北欧において最も大切にされている時間や場所を意味しています。
まず始めに、リハビリテーション部の梅野裕昭理学療法士によるリハビリ体操で体をほぐした後、ミニレクチャーとして当院医事課の竹田恵さんが「知っておきたい医療費制度」をテーマに講演しました。
がんの治療費に対して不安を覚えた際に思い出してほしいと紹介したのが「高額療養費制度」です。高額療養費制度は医療費の負担を減らす制度で、病院や薬局での支払いが高額になった場合に利用することができると話しました。ただし、この制度があることを知っていても患者さんやご家族が申請をしないと医療費の負担を減らすことができない等、その制度のポイントや申請方法、申請する際の注意点などを詳しく紹介しました。竹田さんは「高額療養費制度には、医療費を支払う前に申請をする方法と、支払った後に申請をする方法があります。高額な請求をされることが分かっている場合は、事前に申請をすることで窓口での支払い負担を減らすようにしましょう」と話しました。
このあと参加者全員が車座になって、自己紹介や病気になって感じたこと、最近あった楽しいことなどを順番に話していきました。
最後にピアニストの足立栄さんと石飛裕和医師による生演奏に合わせて参加者全員で「春の小川」と「ふるさと」を歌いました。参加された方からも「長い期間、がんの再発と闘いながらも元気にされている方々を見て、私も元気が出ました」「今日は参加できて良かった」など、とても好評でした。
次回サロンの開催は、5月19日(土)、午後1時から3時を予定しています。当院の患者さん以外でも参加できます。お気軽にお問合せください。
≪問い合わせ先≫ 大分中村病院 総務部
097-536-5050(内線502)担当 神田友子

梅野理学療法士による
リハビリ体操

医事課の竹田さんによる講演

ピアニストの足立さんと
石飛医師による生演奏
(広報企画 羽田野)