社会医療法人恵愛会 大分中村病院

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「ウロギネセンター準備委員会」が勉強会を開催

2月14日(水)、当院6階研修室で「ウロギネセンター準備委員会」の勉強会が開催されました。
現在、ウロギネセンター準備委員会では、センター設立に向けて多方面にわたる準備を行っています。この勉強会もその一環で、産婦人科部長の西田 純一医師が委員会のスタッフに対し、定期的に行っているものです。この日は理学療法士や作業療法士をはじめ、看護師、臨床検査技師、医事課などスタッフ約20人が出席しました。
冒頭、西田医師が1月から始まった「骨盤底リハビリテーション科」の実績や、来年度から院内・院外ともに新科新設の周知を行っていくことなどの報告がありました。次に臨床検査部の平子技師長が超音波検査(エコー検査)しながら、骨盤底筋の動きを見た患者さんから「意外と動かないものですね、継続してリハビリを受診したい」などの感想が紹介されました。
次に、泌尿器科部長の矢野 彰一医師から「下部尿路機能障害と下部尿路症状」というテーマで講演がありました。この中で「尿のトラブルと一言で言っても、蓄尿と排尿のどちらであるのかを意識することが大切、尿を溜めるのも出すのも、自律神経と腹圧の問題であって自分の意識でコントロールできるものではない」ことなどのお話しがありました。そして、これから設立を目指す「ウロギネセンター」の取り組みが、高齢化社会を迎える中、女性が排尿トラブルに向き合いながらリハビリで改善していこうという注目すべき内容であることなどが指摘されました。
当院では、尿漏れなどでお悩みの患者さんに「骨盤底リハビリテーション科」を週2回開設しています(予約制)。ぜひお気軽にお問い合わせください。
(広報企画 村上)