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MRA検査

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社会医療法人恵愛会 大分中村病院
大分市大手町3-2-43 〒870-0022
TEL:097-536-5050
http://www.nakamura-hosp.or.jp


■指導:副院長 脳神経外科部長 大林正明 ■編集:制作室■文章作成:2000年11月6日

MRA検査

1997年6月現在、日本脳ドック学会の調査では、全国で504施設の医療機関で脳ドック(脳検査)が行われています。その施設でのMRA施行割合は95.4%で、最も重要な検査の一つとなっています。
平成12年7月にGE社製1.5TのMRIの導入により、当院で本格的にMRA(magnetic resonance angiography)の撮影が行われるようになりました。この針も刺さない、造影剤も使用しない無侵襲の血管撮影がMRIにより可能となり、日常の診断、治療に大変役立っています。


過去の症例

以下に、当院で実際に経験したMRAが極めて有用であった患者さんの画像を示してみました。

■症例1:63歳女性

MRA水平断面像 MRA水平断面像拡大
MRA水平断面像 MRA水平断面像拡大

頭痛で来院し発見された未破裂前交通動脈瘤


血管撮影正面像(術前) 血管撮影正面像(術後)
血管撮影正面像(術前) 血管撮影正面像(術後)

脳血管撮影で前交通動脈瘤を確認し、手術によりクリッピングを行い元気に独歩退院しました。


■症例2:70歳女性

MRA冠状断面像 血管撮影正面像(術前)
MRA冠状断面像 血管撮影正面像(術前)

痴呆症状で来院し、偶然に発見された未破裂右中大脳動脈瘤

脳血管撮影で右中大脳動脈瘤を確認し、手術によりクリッピングを行い元気に独歩退院しました。


■症例3:74歳女性

MRA水平断面像 MRA冠状断面像
MRA冠状断面像 血管撮影正面像(術前)

片麻痺、運動性失語症で救急車で来院。
直ちにMRAを撮影し、左中大脳動脈の閉塞を確認した。


治療前 治療中 治療後
治療前 治療中 治療後

超早期に正確な診断が可能であったため、急性期に超選択的に血栓内に血栓溶解剤を局所注入し、閉塞部位の再開通に成功し、神経学的に劇的に回復し、元気に独歩退院しました。


■症例4:27歳女性

MRA水平断画像
MRA水平断画像

右目の奥の痛みで来院。MRAを撮影したところ右中大脳動脈の狭窄(もやもや病疑い)を認めました。
[写真の補足]
右中大脳動脈の著明な狭窄と、もやもやした血管の所見を認めます。


MRAの検査対象となる疾患

MRAの検査対象となる疾患は以下の通りです。

  1. 未破裂脳動脈瘤
  2. 頭蓋内動脈狭窄・閉塞疾患
  3. 頚部動脈狭窄・閉塞疾患
  4. 脳動静脈奇形
  5. 血管の屈曲・蛇行などの動脈硬化性変化
  6. その他

当院のMRI・MRAはおそらく現在、大分では最も精度が良いと思われます。また24時間いつでも撮影でき、救急患者さまにも充分対応可能です。今後このMRI・MRAを活用し、よりいっそうレベルアップした脳神経外科治療を行えることと考えています。

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