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巻き爪と陥入爪(かんにゅうそう)

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社会医療法人恵愛会 大分中村病院
大分市大手町3-2-43 〒870-0022
TEL:097-536-5050
http://www.nakamura-hosp.or.jp


■指導:形成外科部長 亀渕克彦  ■編集:制作室 ■文章作成:2003年9月1日

よく外来で「爪が食い込んで痛い」という相談を受けますが、これは巻き爪と陥入爪が原因と考えられます。頻度的には、足の第一趾(親指)に多く見られます。一般的にはどちらも同じと思われていますが、原因や状態、外科的治療法に違いがあります。


陥入爪-かんにゅうそう-


爪の両サイドが湾曲し、爪の先端の角が皮膚に食い込み痛みが出る。化膿すると痛みが激しく、肉が盛り上がってくることも多い。原因としては、踵の高い靴、きつい靴、爪の切り方が悪い(深爪)、爪白癬-つめはくせん-(爪水虫)などがある。(図1)


巻き爪


爪全体が湾曲し、ロール状の爪となり両サイドが食い込んで痛みが出る。陥入爪ほどじくじくしたり、肉が盛り上がったりすることは少ない。原因は爪白癬が多いが不明なことも多い。(図2)


予防


足に合わないきつい靴は避け、正しく爪を切り、いつも清潔に保つことが大切です。陥入爪の患者さんで、これらをきちんとしていれば陥入爪にならずに済んだ方は多いと思います。


治療


化膿していたり、爪白癬が原因である場合、化膿に対する処置(抗生物質の内服や軟膏)、爪白癬に対する処置も必要です。程度が軽く、初めて痛みが出た程度であれば、食い込んでいる爪と皮膚の間にガーゼなどを入れ、クッションとすることも有効です。


手術治療


陥入爪は、湾曲して食い込んでいる部分の爪とそれに対応する爪の根を切除します。つまり、爪の幅を少し狭くする手術です。当院では、確実に爪の根を切除する方法(田島法)を用いており、再発は稀です。
巻き爪は、湾曲した爪を外し、その下の肉(爪床)を平らにして縫合する方法で行っています。通院よりは入院治療の方が痛みも少なく傷が落ち着くのが早いので、入院治療(1〜2週間程度)をお勧めしています。


ワイヤーによる治療


最近よく行われている治療法です。形状記憶弾性ワイヤーを伸ばし爪の先端に穴をあけて装着します。痛みなく治療ができ、日常生活などの制限も全くありません。ほとんどの患者さんは、ワイヤー装着直後より痛みが和らぎます。

最後に痛みがあったり不安がある方は、できるだけ早く形成外科を受診することをお勧めします。



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