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ひざの痛み-変形性膝関節症-

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社会医療法人恵愛会 大分中村病院
大分市大手町3-2-43 〒870-0022
TEL:097-536-5050
http://www.nakamura-hosp.or.jp


■指導:副院長 整形外科部長 リハビリテーション科部長 七森和久  ■編集:制作室 ■文章作成:2001年10月5日

ひざの痛みを訴えて外来にみえる高齢の方はたくさんいらっしゃいます。関節には骨の表面に関節軟骨という「つるつるすべる」素材がついており、良く動くようになっています。この軟骨が年とともに傷んでくるために起こるのが、変形性膝関節症です。


初期症状


初期症状は、動き始めの痛み、ひざの裏のツッパリなどが多いようです。変形が進んでいる時期には関節液の量が増え、いわゆる「水がたまる」こともあります。
一般的には長い距離の歩行を控えたり、炎症をおさえる薬をのんだり、関節に軟骨の栄養剤を注射したりします。さらにお年をとって衰えたひざにとって重要な筋肉の訓練も重要です。今回はこの訓練を紹介します。


訓練方法


ひざにとって一番大切な大腿四頭筋(ふとももの前にある筋肉)の訓練です。ひざに負担をかけず、家庭で簡単にできる訓練です。ひざの手術をした患者さんも早期に行える訓練です。



1. 仰向けに寝て、訓練をしないほうのひざを曲げます。訓練中の腰の負担をへらすためです。


2. 訓練するほうのひざをしっかり伸ばします。ひざが伸びにくくなっている方は、ひざの下に枕を置くと力が入りやすいでしょう。また足関節を頭のほうに反らせると力が入りやすくなります。




3. この状態のまま下肢全体を反対のひざの高さぐらいまで持ち上げます。あまり高く上げ過ぎても効果はありません。

4. この位置で2〜3秒ほど静止します。高血圧や心臓の悪い方はあまり長く止めないようにしてください。




5. 次に下肢をゆっくりと降ろしていき、かかとがついたら力をゆるめます。


この一連の動作を10回繰り返します。つぎに反対の下肢で10回行います。まずは片方を30回、一日に3回(朝、昼、晩)ほど行ってみましょう。後は筋力に応じて回数を増やしていきます。
簡単な訓練ですが、これだけでも膝の痛みが軽減する方がいらっしゃいます。毎日続けることが大切です。


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